第3章 入学仕立ての大騒動
目が覚めるとジェイドくんの顔が間近にあった
驚いて逃げようとした
だけど抱き締められていて逃げられない
どうすればいいの!?
パニックになっていると
ジェイドくんが私の首筋に顔を埋めてきた
『ひゃっ!////』
変な声出たぁ…恥ずかしい…
ジェイドくんの息が首にかかってきて
ゾクゾクとした感覚が私を襲った
顔に熱がどんどんたまって頭が真っ白になる
『お、起きてるんだよね!?////』
ジェイド「おやおや、バレてしまいましたか。」
私から少し離れたジェイドくん
意地悪な笑みを浮かべていた
私の頬を撫でておはようございますと言ってきた
意地悪すぎるよ!!
『お、おはよう…////』
ジェイド「顔が真っ赤ですよ?」
『うるさい…!////』
ジェイド「ふふふ。
あまりに可愛らしい反応でしたのでつい。」
なんでこの人余裕そうなの?
もしかして影で
私とは知らない人と付き合ったことあるとか?
だってキスの仕方上手いし…余裕そうだし…
そう考えてもおかしくないけど…
『ジェイドは…付き合ってたことあるの?』
ジェイド「僕がですか?あるわけないでしょう。
あなたという想い人がおりながら
他の雌と付き合うわけないでしょう。」
え!?初めてでこれ…?
私これからもっと心臓破壊まで持ってこられるの?
死んじゃうよ!
で、でも出会った頃からって言ってたけど
そんな風には思わなかった…
ジェイド「アリア。」
ジェイドくんにいきなりキスをされた
だけどこのキスは前やられた時とは違う
深くて甘いキスであった
息が…
そう思って口を開けると口になにか入ってきた
もしかしてこれ…舌!?
真っ白になった瞬間
その舌は私の口内を掻き乱す
口元から唾液が垂れて顔が自然ととろけてしまった
離されると銀色の糸が私たちを繋いだ
私の顔を見てハッとするジェイドくん
ジェイド「そんな顔されたら…一度で止められないじゃないですか…////」
気づけばジェイドくんは私の上に覆いかぶさっていた
私は彼の下で仰向けの状態だった
私は思った
もっと彼に触れてほしいと思ってしまった
ジェイドくんが私の口から流れ出た唾液を
舌で舐めた
ジェイド「あなたはなんて顔をするんです…?////」