第5章 ※ 25章 決戦と喪失の後
それから一刻経過し、続々と柱たちを初め元鬼殺隊隊士たちが到着しだした。
全員が揃ったところで何やらにとってあまり喜ばしくない話しが持ち上がっているようである。
「肝試ししようぜ!せっかく姫さんも夜に出歩けるようになったんだ!夜にすることといやぁ肝試しだろ!」
「俺ら最近まで鬼退治してたろうがァ!今更肝試ししたって誰も……怯え……んのかよォ……」
もちろんは肝試しをした事はなく、噂にどのようなものか聞いたことがある程度だ。
しかし夜に鬼退治以外でほぼ出たことのないにとって、夜……しかも人の気配がない場所は恐怖の対象でしかない。
「こ、怖くないです!皆さんが楽しめるのならば……怖くありません!例え怖くなったとしても、目を瞑って全力疾走すれば大丈夫です!」
この時点でが血塗れになる事が全員の中で決定付けられる。
それを良しとしない第一人者はの手を握り締めた。
「目を瞑る前に俺にしがみつけば大丈夫だ!何か来たとしても守ってやる!」
「何言ってんの?元柱全員脅かす側だっつーの!」
「え、それならちゃんも柱だよね?じゃあちゃんも脅かす側になるの?…… ちゃんの場合、脅かしたとしても、反対に脅かされて気絶しちゃいそうだけど」