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月夜の欠片

第5章 ※ 25章 決戦と喪失の後


「ただ今戻りました!実弥お兄さんと冨岡様も一緒ですよー!」

しばらく2人で他愛のない話しをして過ごしていると、嫁たちの計らいで完全に復活したが帰って来た。
珍しい組み合わせの2人を連れて。

義勇は鬼殺隊時代からどうにか実弥と仲良くなりたくて不器用ながら試行錯誤していたが、それが実ったためしはなかった。
そんな中、や嫁たちがいると言えど実弥の怒声が響かぬまま煉獄家へ辿り着いたとなると、杏寿郎や天元は首を傾げながらも嬉しそうに立ち上がり、玄関へと足を動かす。

「おかえり、。奥方たちもありがとう!そして良く来てくれたな、不死川、冨岡!仲良くなって何よりだ!」

草履を脱いで大量の甘味を携えているの頭を撫でそれを持ってやりながら、杏寿郎は2人へ視線を動かした。

実弥は苦々しい表情……義勇は杏寿郎の言葉が嬉しかったのか、心做しか口角が上がり笑顔に見える。

「甘味処で偶然お会いしたんです!実弥お兄さんはお店で食されていて、冨岡様は甘味を買いに来られたようで。せっかくなので私たちも実弥お兄さんと冨岡様と少し食べてきちゃいました!」

「そうか!楽しかったのなら何よりだ!さ、上がってくれ!まだ祝勝会の準備は出来ていないので、居間で待っててくれ!」
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