第10章 鬼の存在
土「来たか」
菜「あの、何かあったんですか?」
広間には私達を除いた幹部全員が勢揃いしていた。
土「聞きたいことがある。とりあえず座ってくれ」
菜・瑠「はい」
言われた通りの場所に腰を下ろす。
近「さっそくだが、本題に入ろう。君達は風間千景を知っているかい?」
風間千景....。
瑠「ねぇ、菜穂。風間千景って確か…」
菜「あ!!知っています!皆さんが池田屋へ行っていた間に屯所内で会ったんですよ」
土方さんが眉間にしわを寄せているのが分かった。
土「何故此処を知っていやがる」
近「どこかから情報が漏れた…か、実際に池田屋の夜にも見たしな…」
菜「私達もそのことについて皆さんにお話ししたいことがあって…」
瑠「なかなか、機会がなくて言えなかったんですけど...」
一通り話し終わると、何故か変な空気が流れた。