第8章 新たな出会い
襖が開き、中から桃色の袴を着た可愛らしい女の子。
菜「か、可愛い…!!」
瑠「天使じゃん!」
千「あ、あの…」
菜「あ、ごめんね。びっくりしたよね」
瑠「怖がらなくていいよ!!私達も同じようなものだし…」
今朝の会議でこの子が土方さんの小姓になったって沖田さんが話していたっけ。
千「貴方達は??」
菜「私、香澄菜穂だよ!沖田さんの小姓してま~す!」
瑠「西園寺瑠香。原田さんの小姓やってるよ^^」
千「雪村千鶴です。昨夜新選組の屯所に連れてこられて…」
まぁ、事情はちょこっと聞いたんだけどね。
菜「これから仲良くしてほしいな。私たちにできることがあったら何でも言って!」
瑠「うんうん。あと敬語もなしね」
千「う、うん!ありがとう、菜穂ちゃん。瑠香ちゃん!」
ふわっと微笑む彼女の笑顔に自然と笑みが零れた。