第8章 新たな出会い
翌朝。
バタバタバタバタッッ
菜「…ん」
バタバタバタバタッッ
瑠「何…!?」
廊下がやけに騒がしい。
菜「何かあったのかな?」
直ぐに身支度を済ませると、私たちは廊下へ出た。
菜「あ、平助君!」
平「お、菜穂!瑠香!今日は早いな」
瑠「そりゃ、こんなにバタバタしてたら目も覚めるよ」
平「あ、すまねぇ…」
菜「何かあったの??」
その時、後ろから沖田さんが顔を出した。
沖「あ、菜穂ちゃん。瑠香ちゃんも…どうかした?」
菜「あの、何かあったんですか?」
沖「ああ、昨夜の事?」
瑠「・・・?」
話を聞くと、男装をした女の子を保護したらしい。
菜「何故、男装…??」
沖「何か事情があるみたいだけどね。」
詳しくはよく分からないけれど、その子について色々と調べている最中らしい。