第9章 笑顔:笠松幸男
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ガラッ
笠『っ!?ハァハァ』
あ『せ…せ…んぱい?』
笠『あぁ』
は驚き目を見開くがすぐにヘラっと笑った
痩せたの手を握る
あ『もう…ゼェゼェ会えないかと思ってました…』
笠『どーしてだよ!?どーしてこんな時までヘラヘラしてられるんだよっ』
辛いのは自分のはずなのに
フニャフニャの笑顔で俺をみる
あ『先輩、私は笑顔で逝きたいんです先輩に悲しい顔させないために』
途切れ途切れで精一杯伝える俺わ今にも泣きそうだ
あ『先輩笑って下さい私は最期に会えてよかったです
本当は遠くから眺めるだけで幸せでした
今度の決勝も見たかったなははは〜』
笠『絶対優勝してやるだからっ…』
あ『先輩泣かないで?私ねあの大っきいお星様になるのそして毎日先輩を照らすの』
笠『あぁーっつ…』
震えながら涙をいっぱいにためながらも精一杯の笑顔で…
笠『…あ…あっ愛してるっ』
チュッ
あ『せ……んぱい……
私幸せ…でした…』
ピーーーー
笠『っつ…ーーっっ』
は16という若さでこの世をさった
さいごのさいごまで笑ってやがった