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ひと匙だけじゃ物足りない

第1章 彼にも余裕がない日はある


「もっ、だめぇぇ♡あんっ、んぐぅっ!!あっ、まら、まらいきたくっ、なぁぁあっ!!♡」
「かわい、気持ちいいので壊れちゃいそうなの最高に可愛い、よっ」
「ひゃあぁぁっ!?♡むい、むりぃぃ〜っ!!そんなにしたら、ぁっっ!いっちゃ、あっ、あう、あうぅっん!♡」

彼の片手が上下する胸に伸び、下から揉みながらも突起を指先で撫で始める。胸に訪れた快感も相まってもう限界が近い。
気を抜いたらすぐにでも達してしまいそうだった。

「もウ?仕方ないナァ…じゃあ一緒にいこっ、か」
「あぁぁっ!?♡あ、あっ、もうむりぃぃ〜!♡んっ、い、いぐっいっちゃうぅ〜!♡あ、あぁぁっ!!♡」

びくんっと腰が一際跳ねて、同時に夏目くんのが抜かれる。指先は震えて意識はふわふわして、あまりにもだるい。

「お疲れサマ、よく頑張ったネ」
「っっ、夏目くん今日いつもより優しくなかった」
「余裕がなかったんだっテ。大目に見てヨ。…ああいうの結構好きそうだったけどネェ?」
「それとこれとは話が違うでしょ!!」

たまにはいいじゃない、と言いくるめられ頭を撫でられる。たまにはいいかもしれない、けどいつも私より余裕があってペースも合わせてくれて…そんな彼が今日みたいな欲のままには普通に心臓に悪い。

「那乃花ちゃン…今日も可愛かったよ」
「ひゃっ…有難いけど、いきなり囁かないで!!」

いたずらっこのように夏目くんは笑って、優しく私の口に自分の唇を重ねた。童話の王子様が落とすようなキスが逆に恥ずかしくて、布団で自分の顔を隠した。




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