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ひと匙だけじゃ物足りない

第4章 指パッチン


下も触られてないのに足の間から水滴が流れてく感覚が何度もして、頭はもう真っ白になりそうで、ただただぎゅっと彼の手に力を入れた。

「も、いっちゃああっ♡むねだけ、なのにいいっ!?♡♡あっ、あんっ!!あ、いっちゃああああ〜〜っっ!!?♡♡」

頭の中で何かが弾け、一気に力が抜けていく。胸で一生懸命息をするも、呼吸はすぐには整わず言葉にならない声だけが漏れた。

「イッちゃっタ??体まだ震えてル。このまま下触ったらどうなっちゃうのかナ」
「だ、だめ…今さわっちゃあああっ♡♡」

ぐちゃと下品な音と共に、快感が再び押し寄せてきて腰がぴくりと分かりやすく反応する。
ダメと制止の声をかけても下半身を探る指は止まることはなく、逆にさらに加速していく。

「那乃花ちゃんのダメはいいでショ??もっとって、腰動いちゃってるシ」
「うっっ♡あっ、あぁっん!♡♡だめなっ、のおっ♡♡あ、あっあっ、ひゃあああっ!?♡♡」
「フフ、ごめン。欲しそうだから指入れちゃっタ。ん、中熱いネ。そんなに気持ち良い??」
「っっあ♡みみでしゃべっちゃっ、やああっ!♡♡」

可愛らしさの残る見た目の割に低く、そして溶けちゃいそうなくらい甘い声が耳に吹きかかり、体だけじゃなくて頭ん中までドロドロに溶かされそうになる。
耳に残る甘い擽ったさが快感に繋がっていき、再び波が訪れそうになった。

「は、ああぁっ♡♡また、きちゃあっう♡」
「ン、なら今度は指パッチンの合図でいこうカ」
「えぇっ??♡も、いっちゃいそっなのっ、んっ♡」
「フフ、10数え終わったら鳴らしてあげるかラ」

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