第1章 夢で会ったキミへ
「──…は」
随分と昔の事なのに鮮明に思い出すとの最後の別れ。銀時の心に深い傷を残した記憶は今でも思い出すだけで体が震えた。
「そんな事を望んじゃいねぇーよ。アイツは誰よりも俺達の笑った顔が好きだったんだ」
思い出されるのは自分達に笑いかけるの笑顔。
皆が居れば国なんてどうでもいいと言った彼女の言葉。
「みんなで笑ってられるこの国が好きだったんだぜ。そんな奴が天人だの国を立て直すだの…きっと興味ねーよ」
「ッ そうか…銀時お前まだの事が…」
銀時の言葉に桂は微かに驚く。彼も銀時同様、を忘れられない一人だったからだ。
「それに俺ァ 派手な喧嘩は好きだが、テロだのなんだの陰気くせぇーのは嫌いなの。俺達の戦はもう終わったんだよ…アイツもそれを望んでる。それをネチネチネチネチ…京都の女かお前は!」
「バカか貴様は!京女だけではなく女子はみなネチネチしている。もちろんもネチネチネチネチしている。そうゆう全てを含めて包みこむ度量がないから貴様はからモテないんだ」
"からモテない"
桂から痛いところを指摘され銀時はカチンとくる。
「おいおいどこに目つけてんだ。の全てを包み込んでるわ。もう包み込み過ぎて皮しかないほど包み込む俺に気づいてねーの?」
「お前のどこが包み込んでいる。べちゃべちゃのドロドロではないか。そんな貴様に包まれたらがぬるぬるでぬめぬめに」
が"ぬるぬるでぬめぬめ"。如何わしい事でも想像したのだろうか、銀時の顔が見る見る真っ赤に染まった。
「がぬるぬるぬめぬめって…マジでそー言うのやめろバカ!!俺の思い出を汚すな!!」
「ん?…貴様一体何を想像している。俺はただ中華まんの具を例えてだな」
「アンタらなんの話ししてるの!?」