第1章 夢で会ったキミへ
山崎からの連絡で真選組は"桂 小太郎"が潜伏しているであろうアジトを突き止めた。
全員でその場に急行すると、なんとテロリストとはミスマッチなアットホームな大型デパート"の"隣にあるホテルだった。
「いいかてめぇーら、一気に突撃するぞ」
「「「「はいっ!!!」」」」
やる気満々の副長と隊士の面々。そして気乗りしないはついていけないとでも言いたげに息を吐いた。
気合十分の隊士を横目に隣の沖田を見上げれば、気合なんて何処へやら…眠たそうに欠伸をしていた。
『総悟は 土方さんみたいに楽しみじゃ無さそうだね』
「俺ァどさくさに紛れて 土方さんを仕留めるのが楽しみでさァ」
『え』
「それでめでたく俺は副長。さんも協力しなせェ」
『へっ!?私も!?やややや、やだよっ!!絶対怒られるもん!』
「大丈夫でィ。死体は喋りやせんから」
そんな事を部下達に話されている事も知らない鬼の副長 土方十四郎は隊士を引き連れ一角の襖を蹴り破った。
「御用改めである 神妙にしろテロリストども!!!」
お決まりのセリフを宣言して、土方を先頭に周りの隊士がどんどん中に攻め込んでいく。
逃げ惑う者達を薙ぎ払う真選組。
も仕方なしに刀の柄に手をかけた時、太陽光を反射させ 瞳の中に眩しい銀色が差し込んだ。
──この締め付けられる気持ちは…なに?
脳内がフリーズする
ドクンっと心臓が脈打ち、金縛りにあったみたいに体が動かない。
眩い銀色から…目が離せないでいた。
「一人残らず打ち取れェェェエ!!!!!」
土方の張り詰めた掛け声で一瞬で我に帰った。
ワッ!!っと勢いよく逃げるテロリストを追いかける隊士達の勢いに押されて出遅れてしまった。
真選組から逃げようと徐々に遠ざかる銀色。
『……ッ 』
「さん?」
やる気がなさそうにの隣に立っていた沖田が、の変化にいち早く気づき声をかける。──だか、今の彼女に沖田の声は届いていなかった。
体を震わせ、ただ一点を見つめ続ける。