第2章 思春期は理解不能
「この…どアホォ!!なんで追う前に連絡の一つもいれられねぇーだ!!毎回言ってんだろ!」
「い、いいじゃないですか…しょっ引けたんだから!」
「そういう問題じゃねぇーと、何回言えば覚えんだァ?あぁ?」
「だ、だって…連絡してる間にまた隠れられたりでもしたら面倒じゃないだすか!ちょ、ちょっと総悟もこの鬼に何か言ってよ!そんな余裕なかったよね!?ねっ!?」
「………俺はしらねェ」
「な、なんでよぉーっ」
倒した浪士達を持っていた縄でぐるぐる巻にしている所に何台ものパトカーが到着し中から降りてきた真選組一同。目の前の私は返り血で血みどろで、顔を真っ青にした近藤さんとギョッとした表情の土方さんが駆け寄ってきた。
近藤さんは泣き出すし、怪我してないだとか、女の子なんだからとか、「お父さん一人で行動するの禁止って言ったじゃん!!!」て怒られるし。
ほんと近藤さんは過保護だなって改めて思う。
なんだかんだ優しい土方さんも、物凄い大慌てで…少し笑えた。動画に撮って永久保存したいぐらいに。
一番謎なのは総悟。パトカーから降りてきた瞬間突然抱きしめるし、返り血が服につくからって言っても全然離してくれないし。いやいや、心配しすぎじゃね?私自分で言うのはアレだけどめっちゃ強いからね?コネ入社じゃなくて実力よ?舐めてもらっちゃ困るぜ。
そりゃー…こんなに血だらだと怪我でもしたと疑われても仕方ないけどさ。私愛されてる?みんな大丈夫だよ!これは全部返り血だから☆
「「これは返り血だから☆」じゃねェェ!!」
「あ、心の声出てました?」
浪士も殺さず全員生捕にしてるし、確かに少しやり過ぎたかも……いやいや、褒められる覚えはあるけど叱られる覚えはない!!
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