第2章 思春期は理解不能
「ちゃん…ちょっと」
「ん?どうしたの山崎」
土方さんの煩い説教を耳を塞ぎながら聞き流していればこっそり隣に来た山崎に袖元を引かれた。
内緒話の様に耳を近づける。
「沖田隊長に少し気を遣ってあげて」
「は?総悟?」
「うん…ちゃんが浪人を追ってから直ぐ俺に電話があったんだけど、ちゃんに言われて親子の元も離れられないし、俺達が到着するまでずぅーっと焦っててさ。ちゃんに身に何かないかいずっと気が気じゃなかったみたい。なんだかんだ一番心配してたのは沖田隊ちょ」
「おい、山崎」
「ひィィ!!お、沖田隊長!?」
…え?総悟が一番心配してたの?この総悟が?それマ?それマ?
山崎を凄い形相で睨みを効かす総悟の顔をじっーと見つめると気まずそうに目を逸らされた。
ほんのり耳が赤いのは…気のせい?
おま、ちょ…可愛すぎか!いつものドSはどこ行ったの!?だからさっき抱きついて離してくれなかったわけねぇ〜?まって、やば…口元のニヤケが抑えられん。
「チッ……なにニヤニヤしてんでィ。気色わりィーな」
「ふふーん。いやいや、沖田くんも可愛いなぁーって思ってさ!なになに?さんが怪我しないか心配だったの〜?もぉーっ、私強いの知ってるでしょ?ふふふ…可愛い子!よしよしよし」
「…ッ。や、やめろ!触んじゃねェ!!」
「照れんなよォー、可愛いやつめ」
ニヤケ顔を隠しもせず、頬や頭を撫で回しケラケラ笑う私を赤い顔で嫌がる総悟。でも、その抵抗は本気とは思えなくて、弟だよ総悟。弟属性!!いや、こんなドSの弟は欲しくないけど…まぁ、アレだね。ギャップ萌え!!
更に私はニヤニヤが止まらなかった。
「いいよいいよ。可愛い弟の為に今朝の事もぜーんぶ水に流してあげるから♡しょうがないから始末書も手伝ってあげるぞ♡」
「…うぜェ。触れんな。気色わりぃ。チッ…やっぱ死ねばよかった」
「えっ。急にツンデレ通り越して毒舌だなぁ…おい」
なんだかんだ総悟は可愛いと思いました。
あれ?作文?
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