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【銀魂】不死蝶の舞姫

第2章 思春期は理解不能


沖田side




『大体さ、昨日から機嫌悪すぎ。私だって傷つくでしょーが。こう見えてもガラスのハートなんだから、って、ちょっと聞いてる!?』

「……あー、聞いてる聞いてる。何でしたっけ、あんな生温い言い方じゃ物足らねェーからもって言ってくれってェ?まったく(なまえ)さんは求めたがりだなァ」

『お前さ…マジはっ倒すよ?』




振り返ったさんは呆れ顔を浮かべ、溜息を吐いた。




『…まぁいいや。私は大人だからお子ちゃまの沖田くんの事は特別に許してやらん事も………ッ!?』

「っ、なんでィ急に止まって」




突然立ち止まったさんに俺は軽くぶつかる。文句を言えば俺の後方を見つめ見る見る目を見開く。その時、パッと握っていた手が離れた。
そのままさんは来た道を引き返す。


状況が飲み込めない俺を置いて、大通りから外れの裏路地まで走り出したのだ。何事かと思ったが兎に角あの人は足が速いから、ボサっとしてるとあっという間に見失っちまう。俺に残された選択は一つ
目を離すと何処までも無茶をするあの女の背中を追いかける事以外、俺には残されちゃいなかった。




「はぁ…はぁ…どこ行きやがったあのアマッ」




暗い裏路地を見失わないように背中を追って走っていたつもりだった。だけど、曲がり角を曲がった先の分岐点でさんは姿を消した。




──…足速すぎんだろ!くそっ!!

辺りに何度も目を配ってもさんは見つからない。焦っても仕方ないと思えば思うほど、焦燥感に駆り立てられた。

俺は携帯で真選組に連絡を取り、そのまま姿を探した。



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