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未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第37章 冠番組



東京ガールコレクションが始まる。
七桜の出番はたくさんある。俺達Re:valeは1番最後だ。
楽屋にある、モニターにステージが写ってる。
順番にモデルさんや話題の女優さんが出てくる。

「ユキ!七桜来た!」

「さまになってるね。服も似合ってる」

「可愛い可愛い!ユキ、七桜が可愛い」

「わかってるよ。ほら、ちゃんと見てないと」

緊張するーみんな歩き慣れてるなぁ...
裏でモデルさん達と話をして出番を待っている。
Re:vale好きなんですとかライブ行きましたとか敵意なしで言ってくれて嬉しかった。

そして最初の出番が来る。その後からはバタバタだ。
着替えなきゃだし、髪型も変えないとだし。
何回ステージ入って出てしたかすら覚えてない。
緊張もどっかいって、楽しめるようになった。
終わったらライブもある。
そう思ってるとうちの出番が終わり、Re:valeの衣装に着替えメイクとヘアセットを始める。

「熱い・・・」

「お疲れ様!凄い格好よかったし、可愛かった!」

「どうだった?初のランウェイは?」

「ありがと、結構楽しかったよ。でもバタバタで大変だった・・・」

「まぁ、あれだけ出てたら着替えだけでも大変だよね。僕なら無理かな」

「俺はやっちゃうかもー!ユキもやろうよ!」

「決まったらね」

「Re:valeさん、準備出来ました?」

「もう少し待ってください。あとどれくらいですか?」

「あと、15分で出番です」

「わかりました。急ぎます」

急いで私の準備にとりかかる。
出番が来て、シークレットゲストとしてRe:valeが紹介される
と会場がワーッと沸く。キャーとかモモーとか名前を呼ぶ声が聞こえる。ライブみたいだ。

曲を披露し、TGCは大成功に終わった。
今日はさすがにクタクタで、何もしたくありません。
帰り、車で寝てしまった。
気がつくと、百がいて、千がご飯作ってる。

「あ、ごめん。うち寝ちゃった」

「いいよ。まだ寝てても」

「もう、大丈夫」

「そう?」

「手伝うよ」

「いいから、七桜は座ってて」

百が隣に座ってる。作り終わって千も来た。
渡す物があるって言われて、2人から結構大きめの本を渡された。
開くと、今まで皆で撮ってた写真達がそこにあった。

「これ、千が持ってるはずじゃ・・・」

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