第25章 Re:valeの今後
「千にとって百は特別なんだよ?百は、千が初めて一生懸命したファン1号なんだよ。だから、百の気持ち伝わると思うんだ。あのファンレターがあったから、千はちゃんとするって言ったんだよ?それまでは適当だったの?って感じでしょ?」
「俺が初めて・・・」
「そうだよ。百がくれたファンレター見て千泣いてたんだから。だから、きっと大丈夫!長期戦になるかもしれないけど、うちも出来ることは手伝うから」
「ありがとうございます!俺、頑張ります!Re:vale大好きだから!」
すると、うちの携帯が通知音を鳴らす。
『会いたい。これから行くから』
(ねぇ、せめて行ってもいいか聞こうよ・・・)
「はぁ、百・・・これから千来るってさ・・・」
「え!?これからですか?じゃあ、今日はとりあえず帰りますね。鉢合わせたらマズいので。また連絡します!あ、退院する日決まったら教えてくださいね!」
そう言って、足早に帰って行った。
嵐のごとく...って感じだったな...
少しすると、千がやって来た。
「七桜・・・」
椅子じゃなくベットに腰掛けて、抱きついてくる。
「今まで何してたの?突然来なくなるし、連絡しても全然返事返ってこないし・・・」
「寂しかった?」
「心配してたんでしょ?」
自分の都合のいいように変換しないでよ。
「僕も七桜が心配だった。本当に無事でいてくれて良かった・・・傷は、肩は治るんだよね?」
「骨折だから、しばらく使えないけど特に異常ないからその内治るよ。傷は・・・痕残るから綺麗にする手術するって」
「傷痕・・・七桜も残っちゃうんだ・・・」
「話し聞いてた?綺麗にする手術するって言ったじゃん」
「そう、なら良かった・・・七桜までいなくなったらどうしようって思ってた・・・」
「うちはいなくならないよ」
やっぱり気にして当たり前だよね...万にベッタリだったし...
「万がどこに行ったか知ってる?家に僕宛の手紙があった。でも、七桜宛がなかったから」
「うちは万と話したからだと思う。どこに行ったかは知らないけど、千と一緒に頑張ってって言ってたよ」
九条とはもう切って会ってないのにどうしてだと言う千。
「万は千が千らしく音楽出来る場所を探してって言ってた。うちも手伝うから」
千...