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未来へ繋ぐメッセージ【アイナナ/Re:vale】

第25章 Re:valeの今後



「あの、Re:vale辞めちゃうんですか?」

「うちは辞めたいとは思ってないけど・・・まぁ、怪我治らないとできないしね。活動休止って形にはしたけど、それはうちが勝手にしたことだし。もしかしたら、千はもう音楽続けようとは思ってないかもしれない・・・」

「そんな・・・バンさん探すことはできないんですか?」

「探せないよ・・・寂しいけど、万は今後のRe:valeのためにいなくなったようなもんだから・・・千に音楽続けてほしいから。万がいなくなったって知ったら、千はできないって言うかも」

「七桜さんがいるじゃないですか。2人では無理なんですか?」

「現実問題難しいと思ってる。百はライブ見てるからわかるでしょ?Re:valeは3人で成り立ってる。うちも歌えるけど、基本演奏メインだし」

本来通り百が千を説得してくれるのがいいんだけど、頼むのもおかしい話しだしな...

「ユキさんにはバンさんの代りが必要って事ですか?」

「代りって言い方はよくないけど・・・他に誰か入ってくれる人がいたら、千も考えてくれるかも・・・」

百は少し黙り込み何か考えているようだ。

「俺、ユキさんにも七桜さんにも音楽辞めてほしくありません!七桜さんが許してくれるなら、俺がユキさんを説得します!ダメですか?」

「百はそれでいいの?勢いで決めてない?」

「俺はそうしたいと思ってます。ユキさんが簡単に俺のお願い聞いてくれるとは思ってないですけど、頑張ります!だから、七桜さんの力を貸してもらえませんか?」

「ありがとう。そう言ってくれて凄い嬉しい」

私が笑うと、百も照れたように笑ってくれた。

「百には話すけど、万はこの事故がなくてもRe:valeは辞めてたと思う」

「どうして・・・」

「万はね、他にやりたいことが見つかったの。だから・・・この先はその仕事すると思う。もっと早く万に確認してたら違ってたかもしれないのに・・・万が言ってくれるの待ってたから。千は気付いてないけどね」

「そうだったんですか・・・」

「うちは万がいなくなった理由も知ってるから、納得もしてる。いなくなったのは悲しいし、寂しいけど・・・うちも千の説得はするけど、弱ってるから甘えてくるだけだと思うし、慰めるだけで説得できるかどうか・・・」

正直、自信ない...



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