第2章 柱合会議
「この度は私たち姉妹を助けていただきありがとうございました。」
産屋敷耀哉から少し離れた所で居住まいを正し、深聡と千聡は深く頭を下げた。
「私は姉の玉依 深聡でございます。」
「妹の玉依 千聡でございます。」
「改めて産屋敷様、鬼殺隊の皆様に感謝いたします。そして、我が一族と異形の者・鬼と我が一族の関係についてお話しいたします。」
そう言い深聡と千聡は顔を上げた。
(っ!?……姉の方はァ、前に白い犬の所で会った女じゃねぇかァ!)
実弥は今まで一緒に行動していた娘が顔見知りだったと知って驚いていた。