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瑠璃色の瞳のその先に

第3章 闇地


オレは自宅に戻る途中、影分身でシカクさんとライトさんへ報告へ走り、綱手様と別れてからいつもの様に服を掴まれ、苦しそうに顔を歪めるミズキの頬を優しく撫でた……そして自宅に戻り、ミズキが涙を流し続けて眠ってるから目を覚ますまで側で涙を拭い見守った……。






「ッ!?……ミズキ……起きた?」






「………………私…の……せいで……みんな………いなくなる……私が……弱……ッもう……いや……だ……もう……」







「ミズキっ!!しっかりしろ!」


「ッ!?…カ……カシ……どう…して……ッ!!」



目を覚ましたミズキが虚な瞳で涙を流し、すぐにも壊れそうで、オレはすぐにミズキを抱き起こし肩を揺らし目を見つめると、暫くしてミズキの瞳に光が戻り驚くミズキを優しく抱きしめた……。








______パンッ‼︎









「………」

「………」



嫌な夢を見てた……覚えてるのは……哀しくて……怖くて……目が覚めてカカシが居てホッとした……私を優しく抱きしめてくれて……暖かい……いつも私を護って……ッ!?私、カカシと……どうして……やめてよ!!貴方には大切な人が……私は邪魔者……カカシの胸を押し返し、気が付けば頬を叩く音が部屋に響き渡り沈黙が流れた……。




「…… 気分は?」


「……ッ……最悪……」


「そ、それだけ悪態つけたら大丈夫だね?さっき綱手様が五代目火影として里に戻ったよ、サスケも目を覚ました……」


「……そう……サスケが……良かった……」


「ッ!?ミズキ!」



私はカカシを睨み付け叩いた手が痛い訳では無いのに痛くて……どうして、いつも通りに優しく笑いかけてくれるの?もう……無理……疲れた……私が立ち上がり、その場を去ろうとすると名前を呼ばれ腕を掴まれた……。








______コンコン、コンコン…







「……招集だ………」

「…………」



オレはミズキが泣きそうで…壊れそうで…一人にはしたく無くて……オレの気持ちを伝えようと引き留めると、綱手様より召集がかかり、共に部屋を後にした……。
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