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【ハイキュー】思い出すのは、いつも【黒尾鉄朗】

第10章 12月


「………え?ちょっと待って?

ねぇ、言うことあるんじゃない?」



「えーーーー?」





なんだから気恥ずかしくて、まだとぼけてみる。





「いや、マジで。今起こってること全部話して!」



「えーーーーっと。

彼氏、できた」



「はぁ?!?え、いつ?誰?!」



「いつかというと、2週間前とか?」



「えっちょっと待って。相手は?ってさっきアキノリくんには会ってないって言ったよね?

え、ほんとに?じゃあもう相手一人しかいないよね?」



「そう、なるのかな?」



「え、黒尾さんと付き合ってるの?」



「………そういうこと?」



「えーーーーーーーーーー。なにそれ!

おめでとう!えーーーーー!まじで羨ましい!」



「………ありがと」





こんなこと、誰かに言うのも9年ぶり。

なんだか、年甲斐もなく恥ずかしい。





「てか!いつもだけど!言うの遅すぎ!

いいことじゃん!早く言ってよ!」



「いや、なんか恥ずかしくって。一応会社では内緒だし」



「ま、会社ではとりあえず内緒でいいんじゃない?オジサンたちうるさそうだし。

え、てかどうやって付き合ったの?!」



「えーっとねぇ。

あれは2週間前、黒尾さんと土曜日にデートに行く約束をしていた日のことでした」



「え、どこ行ったの?」



「海」



「黒尾さんの運転で?」



「うん」



「黒尾さんって車何乗ってるの?」



「うーん。詳しくはわかんないけど、黒のSUV」
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