インターハイの山頂をキミに[東堂VS荒北VS真波]
第17章 納涼祭へキミと行きたい!
「それにしてもさっきからすごい人の波……
飲み込まれちゃいそうだよね……ってあれ?」
そこには三人の姿はなく、は大通りの真ん中でひとりぽつんと取り残されていた。
は自分が強い不安に襲われるのを感じていた。
あの三人がいることで私すっかり安心しちゃってたんだな……いざ離れてしまうとこんなに心細いなんて……
ケータイで連絡……でもこれだけの人ではもはや再会するのは不可能かも知れない、今日は落ち込むことも多いし、ついてない。
もう帰りたいかも。
でも帰る方向も分からない……
途方に暮れた時、
「こっちだ!」
の右手を力強く握る手がひとつ。
ただその正体と声色は人波に溶け込んでしまってよく分からない。
でも信じたい……私この手に安心したことがある……そう思ったがその手に引かれるまま、早歩きでついていった先、人混みが途絶えた袋小路でに振り返ったのは……
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