• テキストサイズ

インターハイの山頂をキミに[東堂VS荒北VS真波]

第7章 海グループデート?!


箱根学園は夏季休暇に入ったというのに、東堂、新開、荒北、真波の4人はまたしても部室でたむろしていた。


「隼人!
さんのライブ……オレを誘ってくれたのは感謝している。
おかげでオレは探していたひとをもう一度見つけることができた」

「尽八がずっと悩んでたのってそのコトだったのか?
まあ解決したならよかったな」

「ああ、そのコトなんだが、あの時お前は『ライブにオレの知り合いが出ててさ』と言っていたな!
それはまさかさん自身ではあるまいな?」

「オレもあんなコが歌ってるってことは知らなかったよ。
あのちょっと怖くてかわいいコだろ?」

「怖くはないな。
ではその知り合いと言うのは誰なのだ?
もしかしたらそのひとがさんと繋がっているかも知れねー」

「東堂、お前すげー必死だな。
あんなやべー女、そんなに気になるか?」

「やばくはないな。
お前だって実はずっと気になっていただろう、荒北!」

「そりゃーあの女が正体不明だったからだ。
謎が解けてただの女だと分かった以上、もうキョーミねェよ」

「オレはありありですっ。
新開さん、少しの手がかりでもいーんで、あのコのこともっと知らないですか?」

「そうだな。
オレにチケットをくれた友人はセラっていう大学生なんだが」

「セラ?!」

「セラってそんなによくある名前じゃないすよね…………」

「ああ隼人!お前でかしたぞ!
セラさんはおそらくさんの友人の、ヒルクライムレースにいた、あのセラさんで間違いないだろう!」

「ふっざけんな!
そんな近くにつながりのあるヤツがいたのかよ!」

「確かにな。
だが、今からでも遅くはあるまい!」

「新開さん、その友人のセラさんに連絡とってください!
できればさんも交えて、一緒に遊ぶ約束までこぎつけてください!」

「おいおい無茶言うなよ…………
ここ何か月も連絡とってない相手だぜ?
いきなり遊びに誘うのはハードル高くないか?」

「……………………」
「……………………」

「分かった!
そんな目で見るなよ!
日にちは今度の土曜日でいいな?
その日くらいしか、もう休みないし」

「やったー!
あざーす新開さん!」
/ 118ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp