• テキストサイズ

【呪術廻戦】無下限恋愛

第32章 反魂人形③


「五条先生……おはようございます。昨日は、ごめんなさい」

「おはよ。なんで皆実が謝んの? 皆実に無理させたのは僕じゃん」

「無理なんかじゃ――」


 顔を上げた私に、五条先生がキスをした。

 五条先生に塞がれた声が、快楽で揺れる。


「なら、大丈夫だね」


 五条先生が唇をわずかに離して、軽く触れ合わせたままクスリと笑う。

 五条先生のくれる甘い言葉が、私の罪を全部洗い流してくれるみたいに響いた。


「五条先生セレクト⭐︎北海道スイーツ巡りの旅。行くでしょ、皆実」


 拒否の選択肢があるわけない。

 頷いた私を、五条先生がまた優しくあやすように撫でてくれた。


「じゃあ、今日はずっと笑ってて。僕が笑わせるから」


 頭を撫でていた手が、頬に滑る。

 そのまま、また私の唇を、五条先生の唇が優しく食んで。


「約束だよ」


 五条先生の綺麗な瞳が、楽しげに私を見つめた。
/ 612ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp