第31章 ※反魂人形②
こんな殺し文句を言われて、抗えるヤツがどこにいるって言うんだろうか。
こんなの……呪いなんかじゃなくて、単純に皆実がかわいすぎるだけの話なんだよ。
(……このまま抱いたら、抱き潰すだろうな)
そうしたらきっと、明日皆実は動けないだろう。
せっかくの北海道旅行を淫らな記憶だけにしたくはない。
情事の記憶も大事な思い出だけど、もっと普通のありふれた思い出を、皆実と刻みたい。
「ごめん……皆実」
僕はそう口にして、舌と指の居場所を入れ替える。
蜜壺の傍で熟れた突起を口に含んで、ドロドロに濡れたナカに、指を3本一気に挿し込んだ。
「や…あっ…ああっ……ん」
「今日は……僕の指でイッて」
僕を欲しがる皆実を無視して、僕は皆実の意識を遠く彼方へ連れていく。