第31章 ※反魂人形②
「……皆実……気持ちいい?」
「…ぅ……んっ、……きもち…い……です」
吐息に混じった声が、湯煙と共に消えていく。
その声を、もっと僕の淫らな色に染めたくて。
「きゃ……ぁ…っ、……ん…摘んじゃ…や……ぁ」
拒絶の意味をなさない声音で皆実が首を横に振った。
僕の指が、皆実の胸の頂を摘んでクニクニと捏ねる。
「イヤ? ほんとに?」
嘘でしょ、って。
耳元で囁いたら、皆実の身体がまたビクンと跳ねた。
嫌なはずがない。
皆実の身体がこの刺激を喜ぶと、僕は知ってる。
それを肯定するように、皆実の身体が快楽で震えていた。
「……だ…め……っ…まだ……温泉…入った……ばっかり」
「もう意識トんじゃいそうなの? 早くない?」
わざと意地悪く言って、皆実の心を煽る。
僕と一緒に温泉に浸かっていたいという感情も。
僕が始めたばかりの愛撫に翻弄されている姿も全部、愛くるしくて仕方ない。
「ひ…っ…や…ぁぁ…」
「ココだけ、泉質が違うね?」
皆実の秘部に、片手を伸ばす。
割れ目をなぞると、少し粘稠な液体が触れた。
サラサラの透明な湯の中で、唯一の異質な泉質。
溢れ出すこの液体が何なのか。
それを考えただけで、僕の興奮が加速した。
「温泉に浸かってるだけなのに、こんなに濡れちゃった? 僕の指、2本ともすんなり咥えちゃってるよ?」
「だ……って、五条先生…が、ぁ」
「僕が、何?」
皆実が何を言いたいかなんて、百も承知の上。
それでもやっぱり皆実の口から言わせたくて、僕の意地悪は止まらない。
「…おっ、ぱい……触って……くるから」
「こんなふうに?」
「や……ぁんっ」
捏ね続けていた乳首を、咎めるように摘んだら皆実の口から嬌声が漏れる。その声をもっと響かせるために、僕は皆実の熱い蜜壺をかき回した。