• テキストサイズ

【呪術廻戦】無下限恋愛

第26章 ※情②


《俺との交わり方を……思い出してきたか?》


 そんなの、思い出したくもない。

 宿儺とのこの関係を、覚えたくなんかないの。

 でも拒絶する私に教え込むように、宿儺の唇が私の身体を弄ぶ。


《もどかしいのだろう? ……俺が欲しくてたまらぬはずだ》


 私の胸に吸い付くことをやめずに、宿儺が私を辱める言葉を選ぶ。


「いら……ない……いらないっ」


 宿儺の言葉を、何度も否定して。

 漏れる快楽の声を、どうにか拒絶で彩ったら。

 不愉快そうに顔を歪めた宿儺が、私の口を塞いだ。


「……っ……ぅ…ん」

《……俺の呪力で満たさねば……本音も分からぬか?》


 苛立った声で荒々しく舌を動かす。

 言葉の形に舌が蠢いて、身体がどんどん痺れていく。

 宿儺を阻むために作った無限のイメージは、簡単に壊れていった。


《少し……オマエを甘やかしすぎたようだな》


 貪るように私の唇を犯しきって。

 宿儺は小さく呟くと、私の腰を持ち上げた。


「な、に……」


 宿儺の膝の上から、床へと下ろされる。

 ソファーに座ったままの宿儺が、私のことを見下ろして。

 そのまま私の頭に手を乗せた。


《……言っただろう? 綺麗なものは穢したくなると》


 声が響いて、私の頭に力がかかる。

 髪の毛を絡め取られて、そのまま宿儺の下腹部へと引き寄せられた。


「……やっ」

《俺の……否、小僧のモノを慰めろ。皆実》


 あえて言い直して、宿儺がそう命じた。
/ 612ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp