第76章 紅の修学旅行 恋紅編2
貴方side
__
少しすると綾小路警部と鑑識さんが来る
綾小路警部は、盲点だったと言っている。ここは表通りだから人通りがあると踏んで裏口を固めてたらしい
ネットで募集した天狗達の騒ぎのせいで警察がそちらに行ってしまったから。
天狗が出たと最初に大声で言っていたおじさんも募集されてたみたいだし…
井隼さんが何故外に出てたのか服部が聞くと、メールが原因だと思われる
彼と阿賀田さん、馬山さんの3人がトイレに行くとなったが井隼さんは途中、部屋に残した景子さんが心配だからと言って2人から離れたらしい。メールは部屋に戻る前に見ていたようだ。
けど、景子さんの話だと井隼さんを見てない。景子さんも1人で部屋に居るのが怖くて席を立ったみたい
貴(3人共メールで呼び出して殺害する事は出来たわけか…。
あの犬矢来に付いてる足跡は大分前に絵の具で描かれたものらしいけど、あんなの堂々と残しておけないよね…?)
……何か貼ってのか?…でも紙だと風が吹いたら飛んでいくだろうし…貼るものじゃなくて被せてた?あの犬矢来よりも大きな何かで…。いやでも、ビニールはバレるしな…
新一「あれれーーっ!!犬矢来の周りにヘンテコな跡が…」
貴「…?!」
服部「!?」
大きな声で新一がそんな事を言い出す、明らかにコナン口調
新一はハッとしたあと、付いてるぜ?と言った。……いや、無理だろ…
現に、真純が笑ってる所を見ると…薄々は気付いてるんだろう。
バレた時、敵か味方か…まだ断定は出来ないな…
先程の事を逸らすように新一は綾小路警部に何か話してる。
それを聞いて綾小路警部は井隼さんの衣服を調べ始める
蘭「…怜花、大丈夫?何か、具合悪そう」
貴「え……あ、まぁ。ちょっと何度かこういうの見ると…」苦笑
園子「私達と外に出て休みましょ」
私達と紅葉さんは、外にて待機に
紅葉「何でです?何で平次君達は中に入れてウチらは入れへんのですか?せっかく葉っぱちゃんに平次君を任されましたのに!!」
葉っぱちゃん…確か和葉か
すると、いきなりの叫び声が
沖田「怜花ちゃんやんか!!」
いきなり名前を呼ばれ振り返ると、密かに探していた沖田総司が道着で現れる