第4章 容疑者は熱愛カップル3
貴方side
小五郎「んで?あのサッカー野郎の先輩っていうのは、あの男か?」
コナン「え?」
小五郎さんは、2人に近づいて行った人を言う
コナン「違うよ…“飛鳥悌耶”っていう東京スピリッツのサイドバックで、日本代表にも選ばれた事があったんだよ!海外に移籍した年に、大怪我して若い内に引退しちゃったけどね」
…見た感じ、あの人はソムリエかな?
小五郎「あの野郎っ、ヨーコちゃんを酔わせてどうするつもりだっ…」
コナン「…」呆
…小五郎さんの方も、だいぶ荒れてるな…
★★
数時間後、相変わらず睨みつけるように見ている2人と一緒に比護さん達を見ていると椅子から立ち上がりどこかに向かった
コナン「どこかに行くみたいだね…」
貴「……もしかしたら、その先輩に呼ばれたんじゃない?」
小五郎「んじゃ、トイレで一服してくるか…」
哀「ちょっと…トイレも禁煙でしょ?普通…」
小五郎「でもさっきトイレに行った時…タバコの臭いがしたけどなぁ…」
コナン「え、そうなの?」
小五郎「ああ」
すると…
沖野『きゃあああ…!』
全「!?」
突然、店内に悲鳴が響いた
小五郎「い、今のはヨーコちゃんの悲鳴!」
私達は立ち上がり、悲鳴が聞こえた方へ走り出す
☆☆
小五郎「今の2人、どこ行った!?」
小五郎さんが従業員に聞くと、地下の倉庫を指さし階段を降りて、地下の倉庫の扉を開ける
バンッ
比護「おい、飛鳥さん!?しっかりしろ!!」
近くまで行くと、比護さんの先輩であろう飛鳥さんが血まみれで亡くなっていた
素行調査で、殺人現場に遭遇するなんて…
★★
数分後、目暮警部と高木刑事と研二さんが現れる
高木「殺害されたのは、このレストランの店主の飛鳥悌耶さん、31歳…死亡推定時刻は、午後7時過ぎから8時前までの約1時間」
萩原「死因は頸動脈切断による失血死で、凶器は遺体の傍らに落ちていたカッターナイフ。どうやらこの店のバックヤードにあったカッターナイフが1つなくなっているようなので恐らく、それを使ったんだと」
凶器は確定か…