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新一の幼馴染は最強美女3【松田陣平】

第11章 容疑者は熱愛カップル10


貴方side

山田「バ、バカな!?あの時、私が毛布の中に何かを詰めたとでもいうんですか?」









ガチャ


萩原「怜花ちゃん、買ってきたよ!毛布とアイスピックと圧縮袋と厚手の服5着」

貴「!ありがとうございます、研二さん!」



目暮「怜花君、それは?」

貴「今から小五郎さんに言われて、ある実験をします。コナン、一緒に」

コナン「うん!言われた通りにやってみる!」


コナンと一緒に犯人がしたトリックを始める









貴「まずは圧縮袋の中に服を入れ、掃除機で袋の中の空気を吸って凹ます」

伴場「…オーナーがさせてた掃除機の音ってコレだったのね…」

貴「次に、5着分の袋をソファーに束ねて置きます」



コナンはテキパキと、ソファーに束ねて置いていく









貴「その上に毛布を掛ければ、準備完了です」

コナン「これだとソファーの上に毛布があるだけに見えるね!」







貴「そう。けど…アイスピックを1番下の袋まで届くように刺すと…」





ムクッ



貴「開いた穴から、空気が入っていき…」






ムクムク…








貴「このように、まるで誰かが寝てるように見えます」

目暮「た、確かに!」



空気が入った袋で毛布を盛り上がり、誰かが寝てるように見える。伴場さんが見たのはこれだ









小五郎(コナン)「後はソファーの下に隠していた店主の靴を引っ張り出して、ソファーの傍に置けば良いだけ。
これくらいなら、捜し終わって部屋を出る時に…鴻江さんの目を盗んで出来るしな。
そうでしょ……犯人の、ソムリエの山田晃通さん!」

山田「!!」


山田さんはすぐに否定しながら、話す






山田「そのトリックなら、私じゃなくて鴻江君にだって…」

鴻江「ええ!?」








小五郎(コナン)「いや、やったのは貴方だ。この部屋に置いてあった毛布に、小さな穴が空いていて、その縁にワインの染みが付着している。

圧縮袋に穴を空ける時に、山田さんが使った証拠…ソムリエの必需品である、ソムリエナイフをね!

刺したのは、ワインを開ける時にコルクにねじ入れるソムリエナイフのスクリューの先端。だから、毛布や服に空いた穴の縁にワインの染みが付いていたんだよ」





新一の推理に、山田さんは黙り込む
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