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イエローサブマリンの船長に溺愛されて北の海の果てへ[ロー夢]

第3章 不自然な襲撃


翌日、船上の甲板にて、またローたちは敵襲を受けた。

ロー「また敵襲かよ!あっさり撃退はしたが……やはりおかしい……この航路でこのタイミングでの敵襲……考えたくはなかったが、クルーの中に情報を流してる裏切り者がいるとしか。おそらくは、敵国のスパイか」

シャチ「船長!もうすぐ島に着くぜ!」

は自分の寝室の前で何かが挟まっているのを見つけた。

パサ。

「あれ、寝室のドアに何か挟まってる。これは……手紙?『へ』って、書いてある。船員の誰かからね。えーっと……
『、一緒に手を組もう、そうすればこの船から逃げられるぜ!船長の慰み者になってるんだろ?オレはお前を助けたい。こ
の船はもう終わりだ。この島……この海域の国ではクルー全員が賞金首として指名手配されちまってるからな!』
な……何ですって……!この手紙、誰からかしら……。一応、私を奴隷から救うみたいな体裁だけど、誤解してるわ。ローさんは私の髪くらいにしか、触れたことない……。
慰み者と同じく、指名手配も早とちりかも知れない。誰からかは分からないけど、この誰かの立場を危うくしても、ローさんに報告すべきね」



そうこうしている間にイエローサブマリンは島に到着したようだった。

「ペンさん!ローさんは、上陸したのですか?」

ペンギン「ああ、一人でな。何か用があるのか?
……もし追いかけるつもりなら、やめた方がいい。
船長は、おそらく北の酒場へ向かった。この意味が分かるか?」

「お酒飲みに行ったってことでしょ?急用なの。忠告ありがたいけど、追いかけさせてもらうわ」

ペンギン「待て。一人じゃ危険だ。酒飲みに行ったってことじゃないしな。
オレは船に居残り組の夕飯作るから、着いていけない。どうしても行くなら代わりにシャチを連れてけ。シャチ!」

シャチ「呼ばれて登場のシャチだぜ!ちゃんが船長に何用かは知らないけど、お供するぜー」

「奴隷にお供してくれるなんて……ありがたいですぅー」
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