イエローサブマリンの船長に溺愛されて北の海の果てへ[ロー夢]
第1章 その処刑、待った!
宴前のわいわいした雰囲気がにも伝わってくる。
ロー「全員聞け。新しい仲間を紹介する。『』だ。役職は……おいおい決める」
シャチ「わお!女の子の初乗船だな!しかも青い目のブロンドちゃん!船長よくゲットしてきたな!歓迎するぜ。オレはシャチ。役職は航海士補佐だ」
ベポ「アイ〜オレが正式な航海士だぞっ」
「え……くま?かわいい」
ベポ「アイ〜オレはオスだからかわいいはあまり褒め言葉にならないんだぜ〜」
「なるほど」
そして、操舵手、戦闘員と役職を交えた自己紹介は進んでいく。
「みなさん、よろしくお願いします」
ロー「さて、あと自己紹介してないのは、お前くらいだが?ペンギン?」
ペンギン「オレは別にいい」
ロー「まあ、そう言うな。オレたちで助け出したわけだし、長い仲間になるかも知れないんだ」
ペンギン「……ペンギンだ。役職は料理長」
「よろしく……お願いします」
シャチ「ちゃん!一杯目は何にする?」
「飲みもの……ですか?いただけるんですか……ではソーダ水をください」
シャチ「おうよ!それにしても、ちゃん、この世のもんじゃないくらい、かわいいね!」
「はあ……」
ロー「シャチ、そこに直れ」
シャチ「げっ、船長!怒ってる?!」
ドンドン!と大ジョッキがふたつ、置かれる。
ロー「飲み比べだ……今日こそオレを下すんだろう?」
シャチ「そうっしたぁ!99敗0勝!積年の悲願っ!そして、勝ったあかつきには、ちゃんとお話するんだぁぁ!」
数十分後。
シャチ「参りました……」
ごとっと倒れ伏すシャチ。
「酒豪なのね……ローさん。シャチって人もすごいけど、ローさんはこの世のもんじゃないレベルだわ」
ロー「『この世のもんじゃない』気に入って使ってんじゃねーよ、おら、こっち来い、」
「はっ、はい!」