イエローサブマリンの船長に溺愛されて北の海の果てへ[ロー夢]
第5章 キミの為の誓いカタルシス!
盲目の国王「だが、わしはを奴隷の身分まで落とすことを許可した覚えはないし、そうでなくても18才を迎えるまでに絶対に取り戻す気でいた」
ロー「そこでオレの出番ってわけだ。貴族でかつ敵国を触発せずにを奪還した者をの婚約者たる権利を与える。密かに出されたおふれだが、敵国を触発せずに、ってのが難しかった」
盲目の国王「じゃから敵国の魔女狩りの風習を逆手に取ってを魔女と告発させたのじゃ。魔女であれば政略結婚のコマとして機能しないどころか抹消対象となるからの。さて、、ローよ。償いはおいおい行うとして、ふたりしてこれからこの国を納めてくれるかの?」
「いやでーす」
盲目の国王「なぬ?!」
「私は……自由に世界を見て廻りたい!!」
ロー「当然だな。娘を奴隷にさせて、ほっとく親など、国王であっても許可を取るに値しない。行くぞ、」
盲目の国王「ロー!話が違うじゃないか!」
「ローさん……ひとつだけ聞いていい?婚約者になれるから、私を救ってくれたの?」
ロー「はじめはそれだけのはずだったんだがな。悪いが、国の統治を始めるのは今じゃない。それには、まず世界を見て廻らないとな……!」
盲目の王「勝手を言いおって。を奪還してくれた手前、希望は呑んでやりたいが、国は非常に不安定じゃ。戻って来た時、まだ貴様の席が残ってるかは保証できんぞ……!」
ロー「上等だ。その時は実力で簒奪してやるよ!」