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イエローサブマリンの船長に溺愛されて北の海の果てへ[ロー夢]

第5章 キミの為の誓いカタルシス!


北の海岸、時刻は夜明け前。


「信じ裏切られて 傷が残ることを
恐れ迷い偽り かたくなに避けている
強き者にに誰かの言葉で折られる心はどう映る

なぜ濁った嘘で薄められたこの地でも
風を斬り 純真なものを拾えるの?
涙が滲む前に この心が枯れ尽くすような孤独しか知らないなら
北極星の延長上 極寒の地と結べ……」

シャチ「うっひゃあ、さみー!待たせたな、っ!出航準備完了だぜ。今回は備蓄も潤ってんぜ!……あれ?もしかして、歌ってた?」

「……いえ、潤ってるなら、よかったです」

シャチ「それに比べてこの星空の澄み具合ったらないぜ!こんなに澄んでンのはいつかの旗揚げ振りだぜー!海面に空と同じ数の星屑が蒼く輝いてやがる」

「ほんとだ。きれい。出発の夜明けにふさわしいですね」

シャチ「おうよ!しっかり目に焼き付けておきなっ、王女さまっ」

「ちょっ、王女さまはやめてくださいよぉ」
ロー「まずは北極星の示す地とやらを目指す。
出航前の点呼をとるぞ。潜水艦『イエローサブマリン』号、ナンバーワン!ロー」

ペンギン「ナンバーツー!ペンギン」
シャチ「ナンバースリー!シャチ!」
ベポ「ナンバーフォー!ベポ!」
「ナンバーファイブ!」
「いつかきっと戻ります。けど、今は世界を見て回りたいんだ。私たちは……自由だから!」
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