第4章 オビト 1 微裏
人の気配がする
オビトは暗闇に目を凝らす
足音がする方向をみると、少女と女性が近づいてきた
「おじいちゃん!元気だった??」
「トーコ、何度言ったらわかる?マダラとよべ」
「しょうがないでしょ?おじいちゃんだもん、ねー?」
「ユリまで・・」
「あ、生きてたんだねっ。オビト」
「あんたはたしか・・ミナト先生の弟子の・・」
「弟子じゃない!後輩!」
「よかったわ~と知り合いで。オビトくん、これからあなたのお世話、トーコにまかせるから」
「え!!」
「何よ、いやなの?・・ていうか、何で真っ赤になってるの!?」
「いやいやいや・・・」
「なんか変なこと想像したでしょ」
「そんなことねーよ!」
「ほらほら、傷ひらいちゃうよ~」
ここも賑やかになったものだ
グルグルの力で、トーコたちは行き来する
しばらくして、オビトは立ち上がれるようになった
「トーコ、っ・・・ハァハァ・・すげーだろ・・」
「うん、すごい!」
「リンとカカシに早く会いたいからな!」
「ふふっリンに会いたいだけでしょ?」
「そっ・・そりゃあ、リンに会いたいけどさ・・あっ!」
「集中しないと、また怪我しちゃうよ?」
倒れかけたとこをトーコに抱きとめられる
ふわっと、女の良いにおいがする