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君に出逢えて、恋をして 【鬼滅の刃 冨岡義勇】

第6章 水族館



「子供の頃からずっと一緒でさ、もう兄弟みたいなもんだよな」

「まぁ、そうだな」

「それすごく素敵です!」

「本当?ありがとね。ところで柚葉ちゃん」


「はい!何でしょう?」と花里は首を傾げる。
そのままの体勢で錆兎は続けた。


「俺と義勇どっちの方がお兄ちゃんに見える?」

「…へ?」


いやどっちでも良いだろう。
物凄くどうでもいい質問をされて花里が困っているではないか。


「そんな事気にしてどうする」

「ぇえ?ちょっとは気になるだろ?」

「ならない」

「ふーん、じゃあ義勇は俺と一緒にいて弟って言われても別にいいって事だよな?」

「…それはちょっと嫌だ」

「だろ?」


実際俺は姉がいたので弟なのだが、錆兎より下に見られていると思うと少々悔しい。
同い年の幼馴染とは張り合いたいのだ。


「じゃあ改めて、やっぱり俺の方が兄貴だよな?」

「何故だ」

「だって俺の方が誕生日早いだろ?」

「ぐっ…誕生日はなしだ」

「じゃあ何で決める?」

「…髪の色が黒い方が黒い方が兄だ」

「じゃあ俺黒く染めようかなぁ?」

「……」


ほらほらどうした?とわざと俺からの攻撃を煽ってくる錆兎。
なんて挑発的なんだ。
とても悔しい…はっ、そうだ。
ふとここで、俺はとっておきの秘策を思い付く。


「では、ロシアンルーレットだ」

「ロシアンルーレット?あー…義勇。一応聞くけどさ、…中身何入れるつもり?」

「もちろん大量のわさびだ」

「俺絶対やらないからな!!」


よし、勝ったぞ。
半泣きの錆兎にムフフと優越感に浸っていると、


「ふふっ、仲良しですね」


ずっと見ていた花里に笑われてしまった。
いい歳して何をやっているんだ俺達は。
だが花里が笑ってくれたので、まぁよしとするか。


「錆兎、頼まれていたものだ」

「ん?」

「土産だ」


鞄に入らなかったので、水族館からずっと脇に抱えていた土産を錆兎へ手渡した。





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