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短編集【R18】

第4章 犬系彼氏は超あまあま




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ぺたぺたと足音を立てながら、凌がソファーに座っているりんこに近寄る。




「なん食べとると?え、アイスやん。いいなぁ。」


『まだ残っとるよ。何味にする?』


「僕、りんこのがいい。一口ちょーだい。」


『ん。』




りんこは手に持っているアイスを差し出したが、凌はその手首を掴んだ。




『ん?食べんの?』


「食べるよ?」




そう言い、凌はりんこにキスをする。




『?!』




急なキスに驚いて開いたりんこの口に、ぬるりと凌の舌が入る。




「…っ、んふふ。この味おいしー♡」




展開に着いていけないりんこは、顔を真っ赤にして口をパクパクさせる。




「チョコ味おいしい。ね、もう一口食べたいっちゃけど、ダメ?」


『…っ』




子犬のような表情にりんこが弱いことを凌は知っている。




『もうあげん…。』




凌の表情に戸惑っているりんこの肩をトンと軽く押し、上に凌が乗る。




「ほら、食べたいけん口あけて。」




そう言い、凌はりんこの口にアイスを突っ込む。




『ん、っむ!』


「あはは、口いっぱいやん。いただきまーす。…っん」


『…っふ、ぅ、んぁ』




じゅっ、じゅぅ、とりんこの口から凌の口にアイスが移っていく。




「ん、美味しかったぁ。あーもー、りんこ顔真っ赤やし、目うるうるしとってかわいい。」




りんこの頭をわしゃわしゃと撫でる。




「よし、もう寝らんと。ベッド行こ。」

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