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短編集【R18】

第4章 犬系彼氏は超あまあま


「ただいまー…。」


『おかえり!』




凌が仕事から帰ってきた。




「りんこ、ん。」




そう言い凌は両手を広げる。




『ん、ぎゅー。元気ないね、何かあった?』


「疲れただけやけん。大丈夫。」


『絶対うそ。ほんとは?』




抱き締めたまま会話を続ける。




「…会社でミスして、ばり怒られた。」


『そっかあ…。明日からまたお仕事がんばれそ?』


「りんこがちゅーしてくれたら頑張る。」




凌がりんこを強く抱き締める。




『ぇ、わかった。目とじて。』


「ん…。」




ちゅ、と二人の唇が重なる。




「んへへへ、ありがと。明日からまた頑張るけんね。」


『ふふ、よかった。ご飯食べる?』


「ばりお腹すいた~。今日のご飯なに?」


『今日はねー…オムライス!』


「やった~!りんこのオムライスめっちゃ美味しいけん好き。早く食べよ!」




りんこは、凌の好物作っといてよかった~!と数時間前の自分を誉めた。




『食べよ食べよ。準備するね。』


「僕も手伝う。」


『んーん、すぐ終わるけん、座って待っててー。』


「はぁい。」


____



『「ごちそうさまでした。」』


「あー美味しかった!今日もありがとね。」


『ふふ、いっぱい食べたねぇ。』


「だって美味しすぎて止まらんかったんやもん。」




二人でくすくす笑い合う。




『あ、私もうお風呂入っちゃったから、行っといで。』


「そうなん?じゃあお風呂入ってくる。」


『はーい。』

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