第2章 cheer 影山
「でも日本じゃ中々ね、所詮たかが応援って思われてる。アメリカのNFLなんかじゃチアリーダーは12番目の選手たちなんて呼ばれたりするけどね、でも私はいつもそのつもりで踊ってる。誰かを応援するんじゃなくて、私もアドラーズの選手なんだって」
自分に言い聞かせるように言う彼女
脳天を貫かれた気がした
今まで俺は自分のプレーだけに必死で
観客席や応援席にいる心強い仲間に対して
特別意識したことがなかった
彼女はずっと共に戦ってくれていたのに
存在すら知らなかった
「じゃあね、カゲヤマトビオ君」
彼女は荷物をまとめて俺の前を通り過ぎて行く
「待てよ」
パッと彼女の腕を掴む
帰したくないと思った
気がつけば彼女のアパート
エレベーターに乗るなり噛み付くように唇を貪る
「ちょっ…ンッ」
応えてくれながらも、目的の階につくと俺の腕をスルリと抜けて先にエレベーターから降りる
彼女がカードキーをかざし、部屋の扉を開けて中に入る
ガチャンとオートロックで鍵がしまるとチェーンをかける彼女を背後から扉に押し付ける
「待っ…
「待たない」
顔だけ振り向いた彼女の唇を激しく奪い、舌を絡み付かせる
ンッ クチャ クチャ ハァ ハァ
右手は彼女の右手に重ねたまま、左手をTシャツの中に差し入れると
ブラのホックを外し、直に左の膨らみを掴む
乱暴に揉みしだき硬くなった先端を指先で摘む
「ァアアッッ」
重なった唇から声が漏れる
クチュッ チュッ
唇を貪ったまま、左手でレギンスとショーツに手をかけ、一気に太ももまでずり下ろす。秘部に手を伸ばすと、すでにトロトロに蕩けていた。
「ハァ…ハァ…触ってないのに、すげー濡れてる」
「ハァ…言わないでぇっっ
彼女が言い終わるより先に三本の指を一気に蜜壺に挿入する
「ぁあああっ 急にっ そんな ァアアッ」
「でも入ってる」
グチュッ グチュッ ポタタッ
どんどん溢れ出す愛液が俺の指を伝って床に落ちる
グチュッグチュッグチュッグチュッ
更に出し入れするスピードを早める
「も…ダメ イッ…くぅぅぅ!!」
ビクビクっと彼女の身体が痙攣し、ドアにもたれかかる
指を引き抜くと床に愛液が飛び散った