第12章 家出
カルマside
彼女は珍しく頭に血が上っていて
正直俺にも対処の仕方がわからない
「E組がそういう待遇なのは仕方ないことだからさ」
「仕方なくないよ!そんなの私は認めたくないよ」
「ありがとう、でもね俺は平気だから、まずはお父さんとしっかり話さないとだから…」
「いや、E組の悪口言ってる人なんかと話す必要ない」
「座りなさい」
「嫌に決まってるでしょ、もうあなたの言うことは聞かない」
「お前が約束を破るからだろ!!」
「元はと言えばお父さんが変なルール作るからでしょ!!全部私が悪いみたいな言い方しないで!!約束破ったのは謝ったじゃない!!なのに…なのに……もう決めた!!」
彼女は突然立ち上がって部屋を出ていくから
「すみません、ゆいなさんを追いかけます」
俺は急いで追いかけた