第11章 激怒
「ゆいなさんはすごく可愛いです、顔も整っており真面目で優しく品もあるので色んな男の人に言い寄られるかと思います、中にはゆいなさんの容姿だけで近づいてくるような変な人もいるかと思いますなのでお義父さんが心配するのもよくわかります、俺も不安になりますし心配になります」
なんか褒められるすぎて怖いよ
カルマがそんな風に思ってくれたのは
すごく嬉しいかも?
「…そうだゆいなは正直自分の子だと思えないほど可愛い、誰よりもそれはわかっていた、なのにあの日わかっていたはずなのに少し目を離したすきにゆいなは…」
「お父さん!!その話は関係ない」
私はキッと睨んだ
この話をしてほしくない
思い出したくない
「あぁそうだな、すまない、とりあえずだな、ゆいなは渡さない、可愛い娘をなぜ渡さなきゃならないのかわからん、君もまだ中学生だろ、たくさん色んな人に出会ってゆいなのこともいらなくなる、そうなる前に別れなさい、中学生なんて勉強だけしておけばいい」
「バカなこと言わないで!!!カルマはそんな人じゃない!それに勉強ばかりして毎日毎日送り迎えされて家から外は親がいないと出られなかった結果友達0よ!!私の青春奪っておきながら何様!!私な自由にさせて!!」
「ゆいな、落ち着いて」
「カルマも殴ればいいじゃんこんな人!先生にしたみたい、そうしたら力尽くでも私はずっと一緒に…」
「ゆいな!!そんな力だけで得たものなんて良くないよ」
「…いま先生を殴ったと言ったのか?」
やばっお父さんがいる前だった…
「…はい、俺は教師に手を出したことあります」
「君何組の子だまさか…」
「E組です」
お父さんは余計に怒って
「ふざけるな!!E組なんてダメに決まってるだろ!!お前も何考えてるんだ!E組なんかと絡むな!!!お前は何もわかっていない!!」
「…わかってないのは…お父さんでしょ!!なんでそんなにみんなE組を否定するの!!カルマがE組に落ちる理由は間違ってると思ってる、私はE組を否定しない!!差別しない!!」