第11章 激怒
しばらく引きこもっていたら
コンコン
ノックされて
ベッドから起き上がった
ちょっと寝かけてた気がする
「ゆいな、俺…カルマ、赤羽業なんだけど…」
その言葉にびっくりして
急いで扉を開けた
「なんで」
「ゆいなのお父さんから呼び出された、その…ゆいなも一緒にいないと話さないって言われてさ…」
「あ…本当にごめん!帰っていいよ、あんな人の言うこと聞く必要なんて…」
「違う、ちゃんと話して認めてもらおう、俺はそれがいいと思ってる、これからのためにも」
「でも認めるはずない、お父さんは…」
「認めてもらえるまで俺は諦めないから、大丈夫、一緒にちゃんと話そう」
「…うん」