第6章 約束しよう
貴方side
「停学だって…しかもE組行き」
「…しかたないよ」
「ゆいなちゃんに迷惑かけちゃう、本当にごめん…俺たち別れた方が…」
「バカ!なんで別れなきゃいけないの!!」
「だってE組だよ?バレたらゆいなちゃんまで…」
「私は好きだから一緒にいたい、今まで学校でも会ってるのに付き合ってるとか噂されたことないんだよ?なにも心配することないよ!」
「でもさ…」
「デートも遠くに行けばいいし、もしくは家にいたっていいからカルマくんの恋人でいたい」
別れるなんて簡単に言わないでよ
「俺なんかでいいの?」
「カルマくんじゃなきゃ嫌だよ、カルマくんは私じゃなくていいの?」
「ゆいなちゃんじゃないと嫌に決まってんじゃん!」
カルマくんもムキになって言うから
嬉しくて
涙が溜まる
「なら最後まで責任とって、私のこと好きな限りずっとそばにいてよ、恋人でいてほしい」
カルマくんは私の頬を撫でて
涙を指で拭いてくれた
「ごめん…俺が間違ってた…泣かないでよ…好きだよ、ゆいなちゃんのそばにいたい、いさせてください」
「うんっ…そばにいてください…大好きだよ」