第15章 バレちゃった
「カルマ、おはよう!!」
「おはよう、やっぱかわいい」
「同じ服だよ?」
「ゆいなはスカートだし可愛いし」
「ありがとう、カルマもカッコいいよ」
いつも通り手を繋いで電車に乗り込んで目的地まで
写真を撮ったり話したりしていた
「なに乗る?」
「んージェットコースターとか気になるなぁ、怖いかな?」
「どうだろう?遊園地初だっけ?」
「小さい頃はあるよ!でも身長制限で乗れなかった気がする」
「あーそっかじゃあ乗ってみよ、俺はジェットコースターとか好きだし」
「うん!カルマはどこ行きたい?」
「お化け屋敷かな」
「えっ」
「ん?嫌だった?」
「う、ううん!行こ行こ!」
苦手なんだろうな
でもやっぱりお化け屋敷に行きたい
絶対ゆいなの反応かわいいし
「観覧車乗ろうね、私あれ好きなんだ!」
「お、いいよ、最後に乗ろっか」
「うん!あ、そういえば知ってる?」
「なにを?」
「観覧車の1番上で愛を誓うとその2人は永遠に一緒にいられるんだって、素敵だよね」
「ゆいなもそういうの信じるの?」
「んーどうだろう、ただこれに関してはお互いの行動によって変わると思うし、なんとも言えないけど、素敵だとは思うよ」
「現実主義だねぇ〜」
「カルマは信じるの?」
「信じてもいいかなとは思うよ、神頼みも大事でしょ」
「そうだね、でも私はそんなことしなくてもずっと一緒にいるつもりだからね!」
「お、期待してるわ」
「うん!!」