第2章 自由の羽
「なんか好きなこととかでもいいよ」
「えーっと…あ、ケーキ!ケーキ食べたい!」
「おっけーじゃあ近くのカフェにでも行く?」
「はいっ!」
はじめての寄り道…楽しみだなぁ
「ん〜美味しい!!」
「なんで小学の頃は送り迎えだったの?」
「え…っと…」
こーゆーのって人にペラペラ話してもいいのかな
それにこの話したら
なんか変わっちゃうかな
「あ、言いたくないなら別に言わなくていいんだけどね」
「あ、じゃあ言わない方向で」
「ん、りょーかい、ちなみにクラス楽しい?」
「…わかんない…友達上手く作れないもん、人と関わるの不得意なのかな」
「んー俺には話しかけてこれたし全然普通だと思うけど」
「嬉しい、ありがとう」
「まぁゆっくりやってけばいいよ」
ポンッと頭を撫でられて
不覚にもドキドキしていた