第11章 愛は目に見えずとも 【黒無常】
次に目が覚めた時は見知らぬ部屋だった。
窓からさす月の光はまだ仄暗い。
『あれ…私………ッ』
朦朧とする意識の中で次第に事を思い出してきた。
『……あああああ………私ッ……ハンターとせせせせせせ…』
謝「起きたんですね。」
『!?!?!?』
悶絶しているといきなり後ろから声をかけられて思わず振り返ってしまった。
そこに居たのは白い彼
黒い奴じゃなくて良かった……
『お、お、おはようございます白さん…』
謝「昨日は…范無咎とお楽しみだったようですね」
満面の笑みで爆弾発言をする白さんに驚いてしまった。
『ッ〜〜〜!!!!????』
羞恥心と焦りが混じり声にならない。
顔が真っ赤に染まっていく。
『………かかかか、帰らせていただきます!!!』