• テキストサイズ

裏夢短編集 【第五人格】

第10章 愛及屋烏 【占い師】



『貴方のことを愛してしまった馬鹿な私。』

『愛及屋烏な私をどうか忘れてちょうだい。』

そっとウィラから貰った香水を振る。

『この行為自体無かったことにしてあげる。私の記憶の中で生き続ける事になるけど…大好きだったよイライ…。』

イ「っ…こんなことしても…」

『最後に教えてあげる。私の名前はルイス・オーウェン』

イ「…ルイス…覚えたから…」

無駄なのに、今覚えたって忘れちゃうのに。

貴方にはこの気持ちを一生分かってもらわなくてもいい。

明日には、どうせまた自己紹介をして…普通の関係に戻ればいいんだから…

涙を零しながら彼の眠りを見守った。

『次に会った時は自己紹介から始めましょう。』

『ゆっくりお休みイライさん。好きでした。』
/ 190ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp