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【グノーシア】【短編集】宇宙を漂う船の中で

第4章 My sweet honey【沙明】


ハニーと一緒に朝飯を食べ終えて、話し合い。
「んで、どっか行きたいとこあんの?」
「ん〜……強いて言うなら家具見に行きたいかな〜?」
「ん、OKOK。どこに見に行くワケ?」
「地球とか?」
「なんで地球?」
大方SQやジナ辺りに会うつもりなんだろうな。
まあ愛する妻のお願いなら喜んで叶えてやりますよ?
「SQとジナに会えるかもしれないし!」
やっぱりな。そういうこったろうと思ったぜ。
ま、そうと決まりゃ早速着替えて行きますかね。
「りょーかい。んじゃ、準備すんぞ」
「わーい!ありがと沙明大好き!」
ちゅっと軽く俺の頬にベーゼが来る。天使かよ……
本当に成人してんのかってくらい無邪気だな。
とてとてとエレベーターまで向かうツバサを追いかける。
寝室兼フィッティングルームは三階にある。
ま、部屋空いてるしどっかクローゼットとかにすんのもありだよな。
残りは客室でいいだろ。
こう見えても俺は今波に乗ってんだぜ?まあ要するに儲かってるっつーこと。だからこんだけデカい三階建ての家買ってんだ。買ったっつーか建てたみてーなもんだけど。
まあそんな自慢みてーな話は置いといて。
でけーベッドが置いてある愛の巣に戻って着替える。
あ?二人ずつの個室?んなもんいらねーよハニーもいらないつってたし喧嘩知らずの俺らだし。さっきも言ったけどラブラブってやつな。
俺はもうちょいで準備終わるけど、ツバサはまだまだかかりそうだな。着替えはもうちょいで終わるっぽいからいいけど、ヘアセットは俺がやってやるか。こー見えても俺ァ器用なんだぜ?
ちょっとふわふわ目な髪をいじってアレンジ加える。
サラサラではあるけどちょっと癖ついてるからやりやすい。編み込みちょっとやってハーフアップにしてやったらすげー喜んでた。んでぎゅーって抱きついてきたんだけど可愛い。俺も抱き締め返して愛しさを再確認し、気を取り直して星間航行船の港まで行く。この辺境惑星にゃあんまそういうのねーからな。
なるべく早く現地に着くためにも車で港まで行った。
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