第7章 刀鍛冶の里
数日後、痕が消えたことを確認した星波は蜜璃に鴉を飛ばした。
すぐに返事が来て、隠がやってきた。
「よろしくお願いします!」
隠の背中に乗せてもらい、刀鍛冶の里に向かう。
どれだけの時間揺られていたのかわからないが、いつの間にか眠ってしまっていた星波が目を覚ますと、刀鍛冶の里に着いていた。
「んっ…ここは…」
目が覚めましたか?と声をかけてきたのは鐵穴森だった。
「隠の方から星波さんが着いたと聞き出迎えに行ったのですが、寝ていらっしゃったのでそのままうちに運んでもらいました。滞在期間中は我が家を使ってくださいね。」
「ありがとうございます。あの…日輪刀、折ってしまってすみませんでした…」
しゅんっと星波が落ち込み謝る。