第1章 あれ、ここドコ?
私はしがないただの社会人2年目。
仕事には慣れてきた。
毎朝6時半に起きて、顔洗って、その後冷蔵庫から取り出した卵の中身をフライパンに落とす。その間に歯を磨き、終わったらせかせかとご飯と少し焦げた目玉焼きを口へと急いでかき込む。スマホの時計をちらりとみるともう7時と少し。急いで着替える。
あ、ボタンかけ間違えた。もー…。
よし、着替えれた。
誰もいない部屋に「行ってきます。」と呟いた。
「やっとおわった‥ああーーーーー、しんどかった。締め切り間に合わないと思った。…やっと解放された〜!かえろ!」
仕事が終わり、会社から歩いて5分ぐらい経ったところで私は色が赤から青に変わった横断歩道をイヤホンをしながら歩いていた。
「キキィーーーーーーッッ」
この音、車のブレーキ音が全く聞こえなかった私は、
「ドンッッ…!!!!」
車にはねられました。
目が覚めるとそこは、