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【ONE PIECE】私の居場所~アナタの隣に居たかった

第2章 自由を求めて


──ミスティがサボと出会ってから1年が過ぎ2人は10歳になっていた


『へぇ~そんなにそのエースって子強いんだね~』

「あぁ!俺と同じくらい強いな!…まぁ、今は24対26で僅差で俺が負けてる。すぐ追いつくけどな!ルフィはまだまだガキだな。泣き虫だし」

『サボは面倒見が良いから良いお兄ちゃんになれるよ笑』

「はぁー?あいつが弟なんて勘弁してくれ!」



──サボは家を出て、エースとルフィと一緒にコルボ山で暮らすようになっていた。理由は私が原因…かな。

理由は簡単。サボの両親も私の両親と同じだったから。大事なものは《地位》と《財産》。好きなものはそれを守っていく"誰か"でサボじゃない。同じレベルの貴族の家柄ではなく、王族の女と結婚させるって言って一方的にロゼ家との婚約を解消したんだ。

哀しかった。この時ばかりは泣いた。
サボと会えなくなっちゃう…
ううん、違う。サボが他の女(ひと)と結婚しちゃうのが凄く嫌だった。まだ10歳で子供な私だけど、サボは私にとって大切な男の子なんだ。

でもね。サボは言ってくれたんだ。

「俺はミスティが良い。お前と一緒に居る。」

『サボ…。でも、そんなこと…出来ないよ。許して貰えない』

「なら俺は家を出る!」

(えっ!?)

「ちょうど良い!あの息が詰まりそうな"高町"で何十年先まで決められた人生を送るよりいい…」

『…サボ。』

「まだミスティには言ってなかったけど俺は海に出たいんだ!!この国を飛び出して自由になりたい!!広い世界を見て俺はそれを伝える本を書きたい!!航海の勉強なら何の苦でもないんだ!!もっと強くなって海賊になる!!」

『!!海賊!?…びっくりしたけど素敵な夢だね。』

(サボはこの国を出たいんだ…私はサボと居られないんだ。)

「ミスティ!!お前も一緒だ!!俺が海に出て海賊になる時はお前も連れて行ってやるからな(ニカッ)」

『…良いの?私もついて行って…』

「当たり前だ!!……俺はミスティと一緒に居たいんだ///俺の隣にはお前が居なきゃな//」

(ドキッ)

『嬉しい…私もサボと一緒に居たい!!サボの隣で広い世界を見てみたい!』

「あぁ、約束だ!!」

(私の居場所…サボの隣。今もこれからも)

「有難う、サボ!」











──約束だよ
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